自然薯とはどういうもの?

よく「ヤマイモ」「ヤマノイモ」と一般的によばれているイモの仲間には 自然薯を含めて、ナガイモ・イチョウイモ・ヤマトイモ・ツクネイモなどがあります。

これらヤマイモの仲間の中で、唯一日本原産品種で山野の自然に生えていたものを植物分類上では「ヤマノイモ」、一般通称「自然薯(ジネンジョ)」と呼ばれ、その他のヤマイモの仲間は主に中国などの外国から入ってきた外来品種と考えられております。

日本古来より山の幸として食されてきた自然薯は、山の宝物といわれ高価で希少なものであり、栄養価が高く『山菜の王者』なのです。滋養強壮や疲労回復、胃腸の整腸作用(消化酵素の アミラーゼなどを多く含んでおります)などに良いとされており、漢方医学では「山薬」として呼ばれ、中国では古くから漢方薬として使われているようです。

自然薯料理で代表的なのがとろろ料理ですが、皮をむかずにすり鉢ですりおろし、すりこぎ棒でまぜると風味とコクが増しさらに美味しくなります。とろろ汁のほかサラダや酢の物、煮る、揚げるなどさまざまな料理法で楽しめます。

 

 

『山菜の王者』

    自然薯